【子どもに勉強を教える方法】~ボランティア学習支援の経験から得た子どものための勉強法~
みなさんこんにちは!knowhow の takumaです(^^)
みなさんはお子さんにどのように勉強を教えていますか?
私は2年前から、ボランティアとして外国出身の小学生の学習支援を行っています。
私自身小学校の生徒に対し勉強を教えるのは初めてで、最初はどのように教えればいいのかわからず、その生徒も勉強の成果をなかなか出せずにいました。
継続して支援していくうちにだんだんと教え方が見えてくるようになりました。
今回は、私の学習支援ボランティアの経験から得た「子供との勉強の仕方」について述べていきたいと思います。
1. 学習支援当初
学習支援を始めたばかりのばかりの頃は本当に手探りでした。
「何の勉強をしたい?」と聞いても「わからない」と言われ、いざ勉強を始めてもすぐに集中力が切れてしまい、居眠りを始めてしまう始末でした。
算数国語理科社会の主要4教科の中からどれから手をつけていいかわからず、「とりあえず今日はこれをやってみようか」のような感じでした。
このままではいけないと思い、具体的な勉強方法を考えました。
2年間の学習支援の経験から得た「子供との勉強」において重要なことは、「子供の在位置を示すこと、目標(ゴール)を決めること」です。
2. 現在位置と目標の把握
子供だけでなく大人でもそうですが、人は今自分がどこにいて、どの目標に向かっているのかを把握し、現在位置と目標のギャップを埋めるための手段を知らなければ、やる気が出ません。
私はまず生徒の現在位置の把握を一緒に行いました。
主要4教科を紙に書き出し、各教科の自分の苦手度を10段階で書いてもらいました。
さらに各教科で具体的に何が苦手で何を克服すればいいかも書いてもらい、自分の現在位置を目で見える状態にしました。
次に現在位置を把握した上で、自分の目標を設定してもらいました。
その目標は「テストで90点以上をとる」でもいいですし、「漢字検定~級をとる」でもなんでも構いません。自分の到達点であるゴールを決めさせることが大切です。
ここで重要なのが、子供に考えさせることです。
大人が全て設定するのではなく、子供自身によって考え、設定する必要があります。
「なにをすればいいかわからない」という子どもには、「~をやったらどうかな?」というアドバイスをしてあげると◎です。決して強要することはしてはいけません。
3. 学習において
(1)現在位置と目標の確認
私は学習をするたびに自分で設定した現在位置と目標を生徒に見せます。
「この間までは算数の苦手度が6だったけど、今はどれくらいになった?」などと聞き、変更があれば変えてあげます。常に自分の位置を確認することが目的です。
また、「~という目標を持ってるよね、その目標のために今日はどんな勉強をしようか?」と聞いてあげます。
そうすることで目標の再確認になりますし、自分にはなにが必要なのかを考えさせることもできます。
学習をするたびに現在位置と目標を確認させ、そのギャップを埋めるために今日はどんな勉強をするかを考えさせることが大切です。
これをすることで自分はなにをすればゴールに近づけるのかがわかるので、子供のやる気グンッと上がります。
(2)集中力
人間の集中力は平均して長くとも30分くらいしか持ちません。
子供はもっと短いです。
ですので、1時間連続で勉強させていては後半はほとんど集中力がないので、効率が悪くなります。
ですので、私は20分区切りで学習をさせるようにしています。そして20分終わったら5分休憩を入れ、これを本人が継続できるだけ繰り返します。
学習を始める前に、「~時~分まで国語の勉強で終わったら5分休憩ね」と学習のゴールを伝えます。
こうすることでゴールが見えますし、20分なので集中力もあまり落ちません。
最近は「あと~分しかないじゃん」と言ってくれるくらい一生懸命勉強してくれるようになり、集中力も高くなりました。
(3)決して怒らない
一緒に勉強しているとどうしても集中力が切れたり、居眠りをしたりしてしまう時が出てきます。
特に子どもはそうです。
教える側としてもイラッときてしまう時があり、「集中しなさい!」「ちゃんと勉強しないとみんなから遅れをとるよ!」などと怒りたくなる時もあると思います。
でもそこはぐっとこらえましょう。
子どもは怒られるとやる気がガクッと落ちます。怒ることでより集中力もなくなるので効率が悪くなるので、いいことはありません。
疲れてそうだったら「ちょっと休もうか?」、集中力が切れてそうだったら「~時~分から開始するからそれまでリフレッシュして」などと言ってあげましょう。
昔のような「そんなんじゃダメだぞ!」や「気合い入れろ!」などの根性論はもう古いです。
そういったものは逆に子どもの成長を阻害します。
勉強はあくまで子ども主体で行わせることが大切です。
以上、【子どもに勉強を教える方法】~ボランティア学習支援の経験から得た子どものための勉強法~を述べさせていただきました。
子どもの勉強はあくまで子どものための勉強です。
そこを履き違えて大人が満足するだけの勉強を押しつけてしまうと子どもの成長を阻害してしまいます。
その方法で勉強させられたとしても、縛られた子どもはそこから解放されると今までの反動が大きく、グレてしまったり、自分を向上させる意欲がなくなってしまうことが起きます。
子どもの意思を尊重し、寄り添ってあげられるような勉強を一緒にできるといいと思います。
今回も読んでいただき、ありがとうございます!
またよろしくお願いします(^^)