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【職場のハラスメント】~セクハラ編~

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みなさんこんにちは!knowhow の takumaです(^ ^)

 

最近、特にスポーツ界で「パワハラ問題」が取り上げられており、話題となっています。

 

また、職場でのパワハラ問題により命を絶つ方もおり、大きな社会問題にもなっています。

 

セクハラ問題も同じく大きな問題となっており、外国のムービースターと監督との間でのセクハラ問題は記憶に新しいところです。

 

ニュースや新聞に出ないだけで、どの職場にもパワハラ・セクハラなどのハラスメント問題は少なからず存在していると思います

 

今回はこの「職場のハラスメント」に焦点を当て、お話ししていきたいと思います。

 

今回は「セクハラ編」です。

 

 

 

1. セクハラとパワハラの根本的な違い
最初に言ってしまいますが、セクハラとパワハラの根本的な違いは、「規制する法律があるかないか」です。


セクハラは「男女雇用機会均等法 第11条」で規制されていますが、パワハラはまだ規制する法律が存在しません

 

つまり、「ハラスメント行為に対して法で裁けるか裁けないか」ということです。

 

男女雇用機会均等法 第11条では


「事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう当該労働者からの相談に応じ適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない」

 

と謳われています。

 

難しい文章ですが、つまりは「雇用主は性的な言動によって社員が嫌な思いをしないようにしないといけない」ことを意味し、これをしていないと法律違反になって罰せられるということです。

 

一方でパワハラは規制する法律がないために、パワハラの解釈が曖昧であり、世代によって、人によってパワハラの捉え方が違うため、「これはパワハラ」「いやこれはパワハラじゃない」などの意見の食い違いが発生し、問題解決に時間を要し、場合によっては問題解決ができないこともあります。

 

 


2. セクハラの定義
では具体的に何をしたらセクハラになってしまうのでしょうか?

 

セクハラの定義は

性的な言動に対して受け手が不快と感じたかどうか」です。


つまり、自分の言動・行動に対して受け手が「セクハラだ!」と思ったらその時点でセクハラが成立します。

 

つまり、自分がセクハラだと思っていない言動でも、受け手を不快にさせればセクハラになってしまい、明らかに誰が見てもセクハラな言動・行動であっても、受け手が不快ではなく、セクハラと思っていなければセクハラにはなりません。

 

つまるところ、「受け手次第」ということです。

 

 

 

3. セクハラの実態
セクハラされた経験したことがある人の割合は、正社員・契約社員・パートタイマーなどを含む全体で28.7%です。

 

その中で一番多い内容が
容姿や年齢、身体的特徴について話題にされた」で53.9%であり、それに次いで多いのが、「不必要に体に触られた」が40.1%です。

 

そして驚くべきことに、セクハラ被害者の63.4%がセクハラを受けたにもかかわらず、「がまんした、特に何もしなかった」と答えています。

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まとめると、セクハラを受けている人は全体の約3割おり、性的言動やボディタッチをされ、その約6割が誰にも相談せずにひとりで抱え込んでいたというのが現状です。

 

本人が「嫌です」と主張するのが一番ですが、セクハラを受けた人は恥ずかしさもあるために周りに相談しにくいものです。

 

いかに周りの人間が気づいて、声をかけてあげるなどのサポートをするかが重要です。

 

セクハラをしてくる人の中にはその行為がセクハラに該当しないと思っている人がたくさんいます。被害を継続させないためにも、誰かに相談するなどの措置が必要です。

 

 

 

4. 男女の認識の違い

男女の認識の違いも、セクハラの原因になりえます。

男女で考えや、言動のとらえ方が違うので注意が必要です。

 

例えば、男性上司が「そんな薄着で大丈夫なの?」と女性の部下に聞いたとします。

 

この上司は本気で女性部下を心配して、「風邪ひかないようにね」の意味を聞いたつもりでした。

 

一方で、この女性部下は「大丈夫ですけど...」と疑心に満ちた返答をしました。

 

実はこの時この部下は「どこ見てるのよこの人、いやらしい目で見られてる」と感じていました。

 

セクハラは受けて次第なので、この女性部下が不快に感じればセクハラになってしまいます

 

また、ボディタッチに対する男女の認識の違いもあります。

 

あなたは異性からボディタッチされるのが好きですか?」の質問に対し、男性の57%が ”Yes” だったのに対し、女性は21%のみが ”Yes” と答えました。

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自分が好きなことも相手にとっては嫌なことかも知りません。自分本位ではなく、相手の気持ちを汲むことが大切です

 

 

 

以上、【職場のハラスメント】~セクハラ編~でした。

 

ハラスメント問題について述べさせていただきましたが、大切なのは人間関係です。

 

普段からいい関係を築いていれば、自分の言動に対して怪しい目で見られることは少なくなります。


これは、人間関係が良ければいやらしいことをしていいというわけでなく、わざと言ったわけではない言動も人間関係が良ければ不快を与えずに済む場合もあるということです。

 

次回は、最近問題になっている「パワハラ」についてお送りしたいと思います。

 

今回も読んでいただきありがとうございます。

また次回もよろしくお願いします。